2019年2月3日日曜日

オノマトペ

オノマトペとは、基はフランス語が語源で日本語では「擬声語」また「擬音語・擬態語」
と訳され、動物の鳴き声、自然の音、物の様子、動作、感情等を表す言葉として使われ
特に「擬態語」の語彙が数多く存在するのが日本語の特徴でもある。
金田一春彦によって日本語のオノマトペは次のように体系化されている。

#擬声語・・・人間や動物の声  (ワンワン、ニャーニャー)
#擬音語・・・自然界の音    (ザーザー、ゴトゴト)
#擬態語・・・無生物の動き、様子(キラキラ、ツルツル)
#擬容語・・・生物の状態    (バタバタ、ブラリ)
#擬情語・・・心理の状態     (ワクワク、ドキッ)

これらの日本語におけるオノマトペは約1000語以上存在すると言われる。
日本語以外にもオノマトペは各言語において存在するが極めて数は少ない。
おそらく欧米人は状態や感情をボデイランゲージを通して直接表現するが、日本人は
それを言葉に置き換えて間接的に表現するのが得意であるからだと思う。
又、それが日本人のアイデンティティを形成しているおおきな要素だと思われる。
余談ではあるが、日本におけるオノマトペの存在は歴史的にも古くは「古事記」にも
登場している。
上巻-2の伊邪那岐命と伊邪那美命の章で「鹽許々袁々呂々邇・・」
(海水をコロコロと掻きまわして・・)と記述がありまさにコロコロはオノマトペである



0 件のコメント:

コメントを投稿